スカーラ Olins公園

スウェーデンの自治体であるスカーラは、町の中心にある古びたOlins公園を新しくしたいと考えていました。目指したのは、比較的小さなエリアに、1歳から12歳までの幅広い層が楽しめる大きな遊具とたくさんのあそびのしかけがある公園です。さらに、子どもたちが能力に関係なく遊べ、自治体の持続可能目標をできれば上回るようなものであることも重要な条件でした。

この目標に刺激を受けたコンパンのあそび場デザイナーは、幼児と学童の遊具をつなげた特注の遊具を開発しました。さらに、あそび場に採用された遊具は、廃棄された漁網などの海洋廃棄物のリサイクル材が主材料のものだけです。だれでもあそび場を利用できるように、地面はフレキソトップ™ ECOゴム舗装を採用し、地面でもさまざまなあそびが行えるようになっています。さらに、小さな子どもたちが自分に合ったアクティビティを見つけられるよう、植物のグラフィックを描き、あそびの価値を高めています。今では、お店に囲まれた小さな公園では、毎日楽しそうな歓声や笑い声がこだましています。

Olins公園では、子どもたちは何時間も疲れを知らずに遊びます。それもそのはず、あそび場にはすべり台やブランコ、回転遊具のほかに、クライミング、バランス、ぶら下がる、ジャンプする、はうといった動きのできる遊具や、ごっこ遊び、音を奏でるあそび、感覚遊びができる場所、居心地のいい静かな空間までそろっています。ここではいつも新しい発見が子どもたちを待っています。あるいは、勇気を出して一番高いタワーに登って頂上から手すりをすべり降りるなど、挑戦することもできます。

表層材、たくさんのあそびの要素、統一感のあるデザインは、子どもたちを自然に競争や想像性のあるあそびに誘います。標識は再生材について伝える役割があり、大人が子どもたちにリサイクルの重要性について伝えるよいきっかけになります。このあそび場のおかげで、スカーラとOlins公園は一躍有名になりました。