表層材ガイド
エンジニアードウッドファイバー(EWF)

エンジニアードウッドファイバー(EWF)とは
エンジニアードウッドファイバー(EWF)はウッドチップで、表面が固められていないタイプの表層材です。自然な風合いや手触りが好まれるあそび場によく採用されています。施工は簡単ですが、ゴムチップ舗装などと比べるとメンテナンスが必要な素材でもあります。あそび場でEWFを表層材にする場合、ウッドチップが散らばらないよう囲いを設けて施工されることが多く、砂場や感覚遊びのエリアにぴったりです。
EWFの利点がよく活かされる自然なあそび場のほか、他の表層材と組み合わせて利用されるのが一般的です。

EWFが適した場所
エンジニアードウッドファイバー(EWF)は主に次のような場所で利用されます。
自然や森林と調和したあそび場
幼児向けの屋外スペースや幼稚園などの園庭
樹木の多い学校や造園設計された校庭
穏やかなあそびのエリア
屋外の学習・感覚遊びのための環境
自然素材の体験が重視されている場所に特におすすめです。

EWFと他の表層材との違い
エンジニアードウッドファイバー(EWF)と他の表層材との違いをまとめました。
EWF vs ゴム舗装:エンジニアードウッドファイバーは自然な風合いが魅力ですが、アクセシビリティは低く、メンテナンスも必要です。はカスタマイズ可能でメンテナンスもあまり必要ありませんが、導入費用がかさみます。
EWF vs ハイブリッド芝:は表面がしっかりとしており、アクセシビリティもよい自然素材です。専用マットで天然芝が生長することで完成するため、自然な風合いや景観に馴染むものをご希望の場合は、ハイブリッド芝が適しています。
EWF vs 砂:どちらも表面が固まっていないタイプの表層材ですが、それぞれ違ったあそび体験を提供し、は感覚遊びにより適しています。日頃のメンテナンスが求められる点はどちらも同じです。
最適な表層材は、施工場所の用途やメンテナンスにどれくらい手をかけられるか、あそび場のコンセプトなどによって異なります。
ウッドチップを利用するメリットと注意点

EWFを表層材にするメリット
ウッドチップはさまざまな利点やその美観からあそび場の表層材に選ばれています。
景観を重視したあそび場や自然を基調としたあそび場に馴染む
最適な深さで施工することで衝撃吸収性を発揮する
想像遊びや感覚遊びを促す
浸透性があり雨水などが自然に排水される
広く開放感のある屋外のあそび場に適している
自然素材や屋外での学びに重点をおくプロジェクトでは、エンジニアードウッドファイバー(EWF)がおすすめです。

EWFを表層材にする場合の注意点
ウッドチップを表層材にする際は、以下のような点に注意する必要があります。
頻繁なメンテナンスと補填が必要
次第に分解されたり細かくなったりする
しっかりと囲わないと他のエリアに散らばってしまう
車椅子など車輪での移動が難しい
利用者の多い場所やスペースの限られた都市部のあそび場には適さない
こういった点から、ウッドチップは単独であそび場全体に使用するよりも、一部に使うのが一般的です。
施工と管理
ウッドチップは比較的安価な表層材ですが、日頃の管理が必要になる素材でもあります。
エンジニアードウッドファイバーを表層材として利用するには、以下のことが必要です。
地面を整備し、雑草が繁殖しないようにする
最低規準の深さを確保する
ウッドチップの拡散を防ぐため縁や仕切りなどで囲う
通常のメンテナンスには以下のようなものがあります。
定期的なレーキ掛けとならし
必要に応じたウッドチップの補填
ゴミなどを取り除く作業
表面が固まった状態の他の表層材と異なり、ウッドチップを表層材にする場合は日常の管理負担が大きくなるため、メンテナンスができるかどうかも考慮して選ぶ必要があります。
表層材を選ぶコツ
エンジニアードウッドファイバー(EWF)は数ある表層材の選択肢の一つです。最適な表層材は次のような点を考慮して選びましょう。
あそびの種類や激しさ
落下高や安全性の要件
求めるアクセシビリティのレベル
メンテナンスに手をかけられるか
求める外観や雰囲気のイメージ
多くのあそび場は複数の表層材を組み合わせ、さまざまなゾーンやアクティビティに合わせることで、素晴らしい空間を実現しています。
よくある質問
エンジニアードウッドファイバー(EWF)は、適切な深さが確保されていれば安全な表層材になります。地面が固められていないため衝撃を吸収しますが、落下高がそれほど高くないあそび場や自然をベースにしたあそび場で利用されるのが一般的です。
ウッドチップの表層材を維持管理するには、日頃からレーキ掛けやならし、ゴミの除去などの手入れをする必要があります。また、ウッドチップは使用するうちに細かくなったり分解されたりするほか、あそびや天候の影響で次第に散らばってしまうため、必要に応じて補填も行います。
日頃のメンテナンスが可能な場所であれば、エンジニアードウッドファイバーは公共施設や学校のあそび場に適しています。幼児向けのあそび場や森のなかのあそび場、屋外の学習環境など、自然素材や型にはまらないあそびを重視する場所でよく採用されています。
ウッドチップを表層材に選ぶと、車椅子やベビーカーでの利用が難しくなります。インクルーシブなあそび場のデザインでは、主要な通り道には安定感のある他の表層材を使ったり、遊ぶ場所としてわかりやすくゾーニングされた場所でのみEWFを使用したりするなど、あそび場全体に施工するのではなく工夫して取り入れられています。