表層材ガイド
ハイブリット芝と人工芝

芝を選ぶ
屋外スペースの耐久性や安全性を高め、インクルーシブで見た目にも魅力的なものにするには、表層材選びも重要です。ハイブリッド芝と人工芝は、どちらもあそび場や校庭、フィットネスエリアや多目的スペースなどで人気の表層材です。それぞれ違った特長があり、使用するエリアによってそのメリットは変わってきます。
このページでは、それぞれの違いや利点、最適な場所などをご紹介します。プロジェクトにぴったりな表層材を選ぶ参考にしてください。

ハイブリッド芝とは
ハイブリッド芝とは、補強メッシュと天然芝を組み合わせた表層材です。天然芝はメッシュを通って生長するため、根がメッシュで保護されるとともに、芝生の表面も安定します。そのため、通常の天然芝よりも摩耗に強いだけでなく、自然な見た目と天然芝ならではの緑の色合いが楽しめます。
ハイブリッド芝の主なメリット
自然な風合いが味わえる - 表面は天然芝で覆われます。
長時間遊べる - 通常の芝生に比べ、3倍長く遊ぶようになります。
芝の根が保護される - 過酷な使用環境や冬でもメッシュが根を保護します。
短期間で簡単に施工できる - 工事は最小限で済みます。
接着剤や化学物質を必要としない - 敷設に接着剤などは必要ありません。
軽量素材である - 1㎡あたり約1kgです。
プラスチック部分はリサイクル可能 - 使用されるプラスチックはリサイクルできます。
排水性がよい - 雨水などが地面に排水されます。
だれでも動き回りやすい - 車椅子やベビーカーなどでも移動しやすくなります。
落下高に合わせられる - 落下高に合わせた表層材が必要な場所でも、ハイブリッド芝の下に衝撃吸収マットを追加できます。(最高2.7mの落下高)
ハイブリッド芝のメッシュは、芝が育つとほとんど見えなくなります。利用者は補強部分に気づくことはなく、緑が鮮やかで耐久性の高い地面で快適に活動できるでしょう。
人工芝の種類
目的に合わせて人工芝を選びましょう。

スポーツ用人工芝
密度が高く高い耐久性をもつ
サッカーを中心としたマルチスポーツコートに最適
摩耗に強く球技に適した設計

ランドスケープ用人工芝
やわらかい風合いで庭園用の芝に近い雰囲気をもつ
幼稚園や保育園、あそび場のほか、屋上やランドスケープに最適
遊具周辺で衝撃吸収マットと組み合わせられる

多目的人工芝
サッカーやバスケットボールなどさまざまなアクティビティに対応
安定感と耐久性のために砂を使用
経年でインフィル(すき間を埋める素材)の補填が必要となり、ややメンテナンスコストがかかる

さまざまなデザイン
人工芝は、特定の遊び場のテーマに合わせて、さまざまな色で設置することも可能です。上の写真は、「サーカスをテーマにした」遊び場で、グレーと赤の人工芝が敷かれています。
敷設手順
ハイブリッド芝と人工芝で施工手順は異なりますが、コンパンがあらゆる表層材の敷設をサポートします。
ハイブリッド芝は人工芝に比べて準備が少なくすみます。
土壌を芝の生育に適した状態にします
(必要に応じて)再度種をまくか新しい芝を敷きます
ハイブリッド芝を広げます(大きなロールで提供されます)
芝の形を整えます(通常の刃物でカットできます)
生分解性のペグで芝が根付くまで一時的に固定します
深い掘削や大規模な基礎工事は必要なく、大量の土や砂利の運搬も不要です。そのため、コストと環境への影響を減らすことができます。メンテナンスは最小限に抑えられますが、通常の芝生と同様に扱う必要があり、芝刈りや雑草の除去は必須です。
人工芝ではより大規模な作業が必要となります。
施工場所の土を取り除きます(大抵の場合20~30cmほど)
安定性のある基層を施工します
衝撃吸収マットを敷きます(必要な場合のみ)
芝を敷き接着剤で結合します
砂のインフィルを充填します(芝の種類によってインフィルは異なります)
こういった手順をふむことで、平坦で安定感のある表層材になります。素材や施工の負担が大きく、何年か後にはインフィルの補填も必要になりますが、その間のメンテナンスは最小限です。

インクルーシブで動き回りやすい
どちらの芝も、すり切れた芝やぬかるみを思えば動き回りやすさは格別です。
ハイブリッド芝には特に、次のような利点があります。
天然芝よりも車椅子で動きやすい
ぬかるみや凸凹が少ない
遊具間の移動が快適になる
そのため、自然な環境を損なわずにあそび場をよりインクルーシブなものにできます。
よくある質問
ハイブリッド芝は人工メッシュで補強された天然芝です。このメッシュが芝の根を保護し、芝はメッシュを通って丈夫に育ちます。
補強メッシュが地面の安定感を増し、摩耗を減らします。また、頻繁に踏みつけられる環境でも芝がすぐに再生できるよう保護します。芝が育てばメッシュはほとんど見えなくなり、天然芝のような見た目と使い心地で、耐久性がアップします。
一番の違いは、ハイブリッド芝が天然芝を使用しているのに対し、人工芝はすべて人工物だという点です。
ハイブリッド芝は天然芝に補強材を組み合わせ耐久性を高めたもの
人工芝はすべて合成繊維でできており、生長しない
ハイブリッド芝は自然な見た目や景観との統一感が大切な場所に最適です。人工芝は頻繁に踏まれる場所や一年を通して利用される場所、スポーツを行う場所などに向いています。
ハイブリッド芝は、摩耗によって天然芝が傷みやすいものの、自然なグリーンが求められる場所に最適です。
主な利用場所には以下のようなものがあります。
あそび場の小山やスロープになった場所
落下高があまり高くないあそび場
幼稚園や保育園、学校
遊具やフィットネス器具周辺の景観として
一般的に、天然芝がぬかるみになってしまうような頻繁に踏まれる場所に敷設すると効果的です。
人工芝が最適なのは、使用頻度がとても高い場所や球技を行う場所、一年を通して同じであることが求められる場所などです。
以下のような場所でよく利用されます。
マルチスポーツコート(MUGA)
サッカーをよく行う校庭
使用頻度の高いスポーツやアクティビティのためのエリア
人工芝は普段のメンテナンスはあまり必要なく、高耐久で安定したパフォーマンスを提供してくれます。
はい。ハイブリッド芝は通常の芝生と比べて天然芝の寿命を大きく延ばします。
ハイブリッド芝には以下のような効果があります。
あそびの時間が最大3倍に伸びます
冬や梅雨時に芝の根を保護します
芝のはげた部分やぬかるみを減らします
芝の葉が摩耗しても補強メッシュが土壌を安定させます。
ハイブリッド芝は天然芝を使用し、使用する素材が少ないのが利点です。一方、人工芝も最低限のメンテナンスで長持ちします。
ハイブリッド芝
1㎡あたりに使用するプラスチックがとても少ない
自然な植物の生長と排水を促す
製品寿命がきたらすべてリサイクルできる
人工芝
より多くの素材と基礎工事が必要
過酷な使用環境下でも何年ももつ
頻繁な地面の交換を必要としない
最適な選択は施工場所がどのように使われるかや想定する使用期間によって異なります。
