パリ8区のオアシス
18世紀にモンソー公園を設計した造園家、ルイ・カルモンテールが現代にいたら、コンパンがヘッドハンティングするでしょう。そのくらい、カルモンテールのあそびのスペースに対する考え方、人々がどのように有効活用するかといった視点は現代のデザイナーと通じるものがあります。
モンソー公園がコンパンのあそび場を導入したのは大正解でした。あそび場は、それまでいくつもの造形物で人々を引きつけていたモンソー公園に付加価値を与えています。
「訪れた人が毎日でも来たくなるように、出会う魅力はそのままに、あらゆる段階で新しくする必要があります。さまざまなオブジェを通して人々を惹きつける方法を知ることこそが、真の造園技術なのです。」
Louis Carmontelle (芸術家、作家、建築家 1773年 Traite de l'aménagement des parcsより )
パリジャンの公園で楽しむ
モンソー公園のあそび場には意図的に目新しい要素を加え、近隣のアパルトマンの階段で遊んでいた子どもたちが楽しめるようにしました。カルーセルやスプリング遊具、ブランコはそれぞれ異なる動きを経験させてくれ、好きなように登れるドーム型のクライミングネットは登り方で難しさが変わるため、その都度発達や自己表現が促されます。あそび場は複数ゾーンに分けられ、それぞれ特定のあそびに特化しています。小さな子どもがゆったりと遊べる場所、もう少し大きな子どもが活発に遊べる場所もあります。公共の公園であるモンソー公園では、家族の全員が楽しむことができるのです。
体を動かすあそび
運動能力、筋力、持久力を向上させる認知能力を育むあそび
知的好奇心や理解力、思考力を育む社会情動的スキルを高めるあそび
チームワークや忍耐力を高め、社会性を身につける創造力を育むあそび
試行錯誤をしながら、何かを創り出す体験をする使用されている製品
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