小児てんかん病院

デンマークでも特別な存在であるフィラデルフィアてんかん病院は、国内トップクラスの施設であり、てんかんやそれに関連する症状を持つ子どもたちの診断と治療を専門としています。

2018年、この病院はデンマークの財団から大規模な屋外のあそび場を設置するための資金を寄贈されました。このあそび場は、病院から出て自然豊かな屋外空間で子どもたちが自由にあそび、感覚を刺激できる場を提供することを目的としています。また、医師や看護師にとって、子どもたちの観察や治療に新しい視点をもたらす場ともなっています。

120種類以上のあそび

新しくできたあそび場には、身体的・知的な障がいのある子どもたちを含むすべての子どもたちにあそびの機会を提供するために厳選された、120種類以上のインクルーシブな遊具が揃っています。遊具にはさまざまなタイプのあそびの機能が組み込まれており、ゾーンごとに分かれて設計されているため、あらゆる子どもたちが遊びに参加できるようになっています。

新しく設置されたあそび場「ジャンプアウト」では、どんな子どもも、ただあそびに集中することができます。

120種類以上の遊具は、それぞれの子どもたちの個々のレベルに合わせて慎重に配置されています。車椅子用のブランコや感覚を刺激するエリア、スロープ構造の遊具などは、移動に制限のある子どもたちも含め、すべての子どもが遊べるように配慮されているのです。