
PCM157
Universal Carousel
2+ 歳
29.1 m2
8 Users
playground planning


この動画にあるあそび場は大規模なものですが、あそび場の規模にかかわらず、以下の点を考慮すれば、インクルーシブなあそび場を作ることができます。
1.アクセス:まず最初にあそび場のアクセスから始めましょう。誰でもあそび場近くの駐車場にスムースにアクセスできるか確認します。あそび場の入り口は、車椅子の利用者なども通りやすいように、段差をなくし、幅にゆとりをもたせます。
2.場内の移動:移動に困難を抱える利用者をサポートできる地面の舗装にします。案内図や標識を設置し、目的の遊具がどこにあるのか分かるようにします。
3.休憩場所:日陰のある静かな場所にベンチなどを設置し、適切に休憩できるようにします。
4.あそびの種類:あそび場内に、活発なあそびと静かなあそびのエリアを設けます。インクルーシブなあそび場は、活発なあそび(体を動かすあそびやスリリングなあそび、他の子どもと交流するあそび)と感覚遊びなどの静かなあそびの両方を提供することが必要です。
5.スロープや舗装:遊具に登るためのスロープを設置して、移動に困難を抱える子どもも遊具に登れるようにします。スロープの表面には滑りにくい素材を用います。
「インクルーシブなあそび場のチェックリスト」には、インクルーシブなあそび場を設計するためのポイントや事例を紹介しています。無料でダウンロードできます。

感覚遊び
身体に障がいがあり移動に困難を抱える人たちや、視覚や聴覚の障がい、発達障害を有する人たちにとっても、使いやすいあそび場にするための工夫をしましょう。
あそび場に感覚遊びのしかけを加えることは、素晴らしいアイデアです。だれもが楽しめるインクルーシブなあそび場になります。目で見て楽しめるあそびのしかけや、声や音で遊ぶしかけ、植物の香りを嗅ぐなどの嗅覚を使う体験ができるのもよいでしょう。
不安や緊張を感じた子どもたちがリラックスできる休憩場所も検討してください。



一人あそびと休憩場所
あそび場で過度な刺激を受けないように、適宜、休憩を取ることが必要です。多くの子どもが、あそび場で静かにくつろげる場所を必要としています。インクルーシブなあそび場には、ベンチやテーブルなど休憩設備や、一人で遊ぶための小さなプレイエリアを設けることを検討してください。


あそび場に求められる多様性
豊かなあそびの環境には、身体を思いきり動かすような遊具だけでなく、静かに過ごすための空間もあります。インクルーシブなあそび場では、身体を使う遊びや社会情緒的スキル、認知能力、創造性を育むあそびなど、多様な遊びが展開されます。子どもたちはさまざまなあそびを体験し、必要なときには、遊ぶのをやめて休憩することもできます。
誰もが遊ぶ機会を得られる環境を整えることは、地域社会が担う義務の一つです。 年齢や性別、国籍、障がいの有無に関係なく、一緒に遊ぶことで皆が受けられる恩恵があります。
障がいのある子どもたちは、健常児と一緒に遊ぶことを通じて、能力や長所を伸ばして成長するという研究結果があります。これは、肯定的なセルフイメージを得ることに繋がります。
障がいのある子どもたちも、他の子たちと同じように、みんなで一緒に遊ぶことが好きです。
あそびは、子どもの成長にとって「良い」という程度のものではなく、身体の発育や、社会情緒的スキル、認知能力、創造性の発達に欠かせないものです。
コンパンの製品を選ぶ理由
1980年代の会社設立当初から、真にインクルーシブなあそび場をつくることは、コンパンの使命でした。1990年代以降、コンパンは米国の「障害を持つアメリカ人法(Americans with Disabilities Act : ADA)」に準拠したあそび場づくりに取り組んでいます。
障がいのある子どもを含めたすべての子どものために、コンパンでは50年以上に渡ってあそび場を作っています。では、インクルーシブなあそび場づくりに関する研究を深め、ホワイトペーパーを通じて研究内容を紹介しています。
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