歴史とあそびが交わるポルボーのあそび場
フィンランドのポルボー市は、地域の歴史をあそびに取り入れたいと考えていました。ヘルシンキの近くに位置するこの小さな都市は、12世紀に建てられた、フィンランド最大の古代要塞の一つを有しています。この歴史的な遺産を讃えるため、市はその物語を語るあそび場を作りたいと考えたのです。コンパンの多彩なテーマの遊具を活用することで、都市のあそび場の中心に魅力的で目をひくお城型遊具を据えました。
自然を感じるあそび場は、視覚的に魅力的なロビニア材のハードウッドで作られ、滑らかで細かい木目は実に表情豊かです。ロビニア材は強度があり、持続可能で耐久性にも優れているため、遊具の素材として好まれています。コンパンの職人たちは木目の特徴どう生かすかを考え木材を配置するため、遊具は唯一無二のものとなります。
公園のテーマには、お城とポルボーの歴史を取り入れるというアイデアがありました。
Mikko Kaunisto（ポルボー市の庭園担当者）
王様気分で楽しむお城のあそび場
木製のお城型遊具では、子どもたちは騎士やお姫様になりきり、物語の主人公のようなあそびが楽しめます！ 大砲や格子窓などの仕掛けが、ごっこ遊びをよりドラマチックにし、子どもたちの想像力や共感力、そしてコミュニケーションスキルを育みます。
ロープやネット、岩を模したクライミング遊具を登り、お城の入り口にたどり着く過程で、空間認識力やバランス感覚、協調性が鍛えられるのはもちろん、体力も自然と向上します。スライダーや手すりを滑り降りるスリルは格別で、バーから飛び降りて安全に着地することで、骨の強化にもつながります。
子どもたちが夢中で遊ぶ間、大人たちはあそび場の陰でくつろいだり、フィットネス器具を使って体を動かすことも可能です。家族みんなで楽しめる、歴史と冒険が詰まった体験型のあそび場です。
体を動かすあそび
運動能力、筋力、持久力を向上させる
認知能力を育むあそび
知的好奇心や理解力、思考力を育む
社会情動的スキルを高めるあそび
チームワークや忍耐力を高め、社会性を身につける
創造力を育むあそび
試行錯誤をしながら、何かを創り出す体験をする
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