概要
ドイツのインクルーシブ プレイグラウンド
ドイツではインクルーシブなあそび場づくりのために5年間に渡って資金調達が行なわれました。その結果、ドイツ国内に50の新しいあそび場が誕生しました。
『アクシオン・メンシュ』はドイツの大規模な民間財団のひとつであり、P&G社やREWE社とともに、Stück zum Glück(「しあわせのかけら」の意味)プロジェクトに資金を提供しています。
「障がいのある子もない子もあそびが好きで、友だちと一緒に何かに挑戦したいのです。あそびを通じて子どもたちは身体能力を発達させ、自然に学んでいきます。みんな違っていることが普通なのです。」
Christina Marx - Member of the management board, Aktion Mensch
多様で豊かなあそび
「ドイツのあそび場におけるインクルージョン(*)」の研究によれば、Stück zum Glück が運営するあそび場は50か所あり、ドイツにあるあそび場の総数の2.2%程度を占めます。これら50のあそび場には、誰でも使用することができるインクルーシブな遊具が設置されています。一方で、ドイツ国内のあそび場の8割には障がいのある子どもとない子どもが交流する機会がありません。この状況を鑑みて、スポーツなどの身体活動を通じたインクルージョン研究所(FIBS Research Institute of Inclusion through Physical Activity and Sport)とアクティオン・メンシュ(Aktion Mensch)は以下の提言を発表しました。
1.あそび場や遊具は、障がいの有無にかかわらずすべての子どもが自分で使えるものでなければならない。 2.遊具の種類を増やし、すべての子どもが遊べるようにする。 3.あそび場の場所とレイアウトは、あらゆる利用者に配慮し、駐車場やトイレ、休憩所などを近くに設置する。 4.あそび場の企画開発には、障がい者が関与すべきである。
* スポーツなどの身体活動を通じたインクルージョン研究所(FIBS Research Institute of Inclusion through Physical Activity and Sport)とアクティオン・メンシュ(Aktion Mensch)による研究。
体を動かすあそび
運動能力、筋力、持久力を向上させる社会情動的スキルを高めるあそび
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