シュヴェービッシュ・グミュント

ドイツの街、シュヴェービッシュ・グミュントで、コンパンは2つの課題に取り組みました。一つは子どもたちの夢である大きなすべり台をつくること、そしてもう一つは、丘にあるビアガーデンとあそび場を融合させることです。最終的に、約9メートルのキューブタワーのあるあそび場は新しいランドマークとなり、6万人の住人にとって意味のあるものになりました。

コンパンはクライミングネットのような楽しいしかけを活用し、あそび場に面白さとスリルを加えました。バブルウィンドウやワイヤーフレームトンネルが階層をつなぎ、タワーを登りきれば子どもたちは街の頂上からの素晴らしい景色を楽しむことができます。

新しい冒険に夢中になっているのは子どもたちだけではありません。このあそび場ができたことで、ビアガーデンは地元民や外から来た人々が楽しく集まる理想的な場所となり、シュヴェービッシュ・グミュントのコミュニティに新たな利益をもたらしています。

4階層になったキューブタワーでは、子どもたちを多種多様なチャレンジが待っています。頂上にむかって登るにつれ、さまざまなクライミング要素がいろいろな感覚や筋肉を試してきます。たとえば、クライミングネットとトンネルは運動能力を高め、筋力やクロスコーディーネーション能力を鍛えます。

しかし、コンパンが大切にしているのは体や認知能力の発達だけではありません。私たちは社会情緒の発達もとても重要だと考えているため、子どもたちに精神的なチャレンジを促す高さを設定しました。ワイヤーフレームトンネルに入るときや急勾配のクライミングをするときには勇気が必要になります。一人でも、だれかと協力するときでも、高いところにあるしかけを攻略するスリルは子どもたちの自尊心を高めるでしょう。

頂上まで登ったときに得られる達成感と景色は格別です。景色を楽しんだら、フルスピードですべり降りてまた新しいクライミングの冒険を始めましょう。